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相続放棄の流れと注意点

相続放棄の流れと注意点

「借金も相続される?」後悔しないための手続きのポイント

相続放棄とは?

相続放棄とは、被相続人(亡くなった方)の遺産を一切相続しないとする法的手続きです。
現金や不動産などの「プラスの財産」だけでなく、借金や滞納金といった「マイナスの財産」も相続対象になるため、
相続放棄は借金トラブルを防ぐ手段として重要な選択肢になります。

相続放棄の基本的な流れ
  1. 被相続人が亡くなったことを知る
  2. 遺産(借金含む)の内容を調査
     ┗ 通帳、借用書、請求書、カード明細などの確認
  3. 家庭裁判所に相続放棄の申述書を提出
     ┗ 管轄:被相続人の「最後の住所地」
  4. 裁判所の審査・受理通知を受け取る
     ┗ 通常24週間ほどで結果通知
  5. 受理証明書を取得し、債権者や金融機関に提示

相続放棄の【注意点】5つ⚠️

① 期限は「原則3か月以内」

相続放棄の申述は、相続開始を知った日から3か月以内が原則です。
この期間を過ぎると、単純承認(相続を受け入れたとみなされる)と判断される可能性があります。

② 財産を「一部でも使ったらNG」

相続財産の一部でも処分・使用すると、放棄が認められないケースがあります。
例:故人の口座から葬儀費用を引き落とした場合など

③ 他の相続人との関係に注意

相続放棄をしても、次順位の相続人に負担が移ることになります(例:配偶者→子→親→兄弟姉妹)。
→ 事前に他の親族と意思疎通しておくことが重要です。

④ 家庭裁判所での書類不備が多い

申述書や戸籍の不備により、再提出や却下となるケースも少なくありません。
司法書士などの専門家に依頼すると確実です。

⑤ 相続放棄しても「管理義務」は残ることも

放棄しても一時的に遺産の管理義務が残る場合があり、放置すると法的責任を問われる可能性があります。

 

よくあるご相談事例

「亡くなった母に借金があったと後から知った」
→ 放棄申述期限が過ぎておらず、急いで手続きを行わないといけなくなった…

「兄弟が全員放棄したが、自分だけ申述していなかった」
→ 単純承認とみなされる可能性があり、家族のトラブルの元に…

「親族で遺産の使い込みが疑われ、相続放棄を検討」
他の法的手続きも視野に、慎重な対応が必要に…

⚠️相続放棄は早めの相談がカギ

相続放棄は、正しい手順と期限の厳守が必要なデリケートな手続きです。
情報が錯綜するネットだけでは不十分なことも多く、後悔しないためにも専門家への相談をおすすめします。


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染谷総合法務事務所では、司法書士・行政書士・税理士・不動産の専門家がチーム体制で対応しています。
相続登記だけでなく、遺産分割、遺言、空き家売却まで一括でサポート可能です。

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