身近な人が亡くなると、故人の銀行口座や株式は一時的に凍結され、自由にお金を動かすことができなくなります。
凍結された口座を解約・払い戻したり、名義を変更するためには、相続人による手続きが必要です。
銀行口座の相続手続き
故人の口座からお金を引き出すには、各銀行が定める相続手続きに従って書類を提出する必要があります。
銀行口座は名義変更というよりも、「解約・払い戻しの手続き」になることが一般的です。
◆手続きの流れ(例)
各金融機関に連絡し、「相続手続きの案内」をもらう
必要書類を揃えて提出
払戻し・解約処理が行われる
(遺産分割協議書が必要になることが多いです)
◆主な必要書類
故人の出生から死亡までの戸籍(全部)
相続人全員の戸籍謄本
相続人全員の本人確認書類
遺産分割協議書(相続人の署名・実印・印鑑証明)
金融機関所定の相続届、払戻請求書 など
※銀行によって提出方法(郵送/窓口)や書類が異なるため、まずは連絡を。
株式や証券口座の相続手続き
故人が証券会社で株式や投資信託を持っていた場合も、金融機関と同様に名義変更の手続きが必要です。
◆手続きの流れ
証券会社に相続の連絡をして、案内書類をもらう
必要書類を集めて提出
相続人名義への変更、もしくは売却してお金を分ける方法を選択
証券会社によっては、名義変更よりも換金(売却)→現金分配を推奨されることもあります。
◆必要書類(銀行とほぼ共通)
故人の戸籍謄本(出生から死亡まで)
相続人の戸籍謄本
遺産分割協議書(署名・実印・印鑑証明)
相続人の本人確認書類
証券会社の所定用紙(相続届など)
●よくあるご質問
Q:凍結された口座からお金をすぐ引き出せますか?
A:いいえ。相続手続きを終えるまでは引き出しができません。
ただし、葬儀費用の一部払い戻しに対応してくれる銀行もあります。
Q:遺産分割協議書がなくても払戻しはできますか?
A:相続人全員の同意(署名・印鑑)があれば対応できるケースもありますが、原則として必要と考えたほうがよいです。
「複雑で手がつけられない…」という方へ
銀行や証券会社とのやりとり、戸籍の収集、分割協議書の作成…
相続手続きはとても細かく、時間もかかります。
もし「どこから始めたらいいかわからない」と感じた方は、どうぞお気軽にご相談ください。
当事務所では、お客様の状況に合わせた丁寧なサポートを行っています。