過払い金とは、貸金業者に「払い過ぎたお金」のことです。
消費者金融、サラ金業者などと言われる貸金業者は、法定を越える金利で貸している場合が多くあります。その場合、貸金業者に対する返済をしている人の中には、「払い過ぎたお金」が発生することがあります。
この「払い過ぎたお金」は取り返すことができます。しかし、株式会社武富士に代表されるように、その貸金業者がつぶれてしまっては、この「払い過ぎたお金」を全額を取り戻すことは、とても難しくなります。
このつぶれてしまった(会社更生手続に入った)貸金業者以外にも、株式会社エイワ、ネオラインキャピタル株式会社、キャスコ株式会社などは、裁判して勝訴しても、全額を取り戻すことは難しいです。信じられないと思いますが、判決をとっても全額返してくれません。本来は会社によって返金率が違うというのは如何なものかと思いますが、ないものはないと開きなおってしまっているので致し方ありません。
逆に、プロミス株式会社(三井住友銀行グループ)、アコム株式会社(三菱UFJフィナンシャル・グループ)、新生フィナンシャル(旧GEコンシューマー・ファイナンス、レイク)、イオンクレジットなどは、母体が大きいので返還請求に応じやすい傾向にあります。
さて、何年も前に、高い利息で借り、すべて完済された方でも、最終取引日から10年以内ならば返還請求することができます。
ただし、時効を中断する必要があります。
時効は、単に「返してください」というだけでは、中断しません。法的な手続が必要です。
染谷司法書士・行政書士事務所では、こういった貸金業者に対する過去の不当利得返還請求についても、内容証明や裁判を行っております。
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